1ヶ月ぐらい前にKindleを購入し、その後ぼちぼち読書を続けている八重樫です。こんにちは。
【Kindle】最近読んだ本3冊の続き(?)です。
本当は1冊づつ書いた方がSEO的に良かったりするんだろうけど、別にそんな多くの人に見て欲しい!とも思わないし…と3冊づつ。
今日は
の3冊。(リンクはAmazonです)
ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?/尾原 和啓
先ずコレ。
前の記事で紹介したコンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書)を読んだ辺りで「次はプラットフォームか、コピーライティングの本が読みたいなぁ」と思っていたので、ポチっと買ってみました。
著者の尾原さんは京大を卒業した後、マッキンゼー&Coに入社してdocomoのi-mode立ち上げの支援をして、その後リクルートやGoogleや楽天やと名立たる大企業に勤めた正にプラットフォームの申し子みたいな人らしい。
で、本の内容はそんな尾原さんの視点から様々なプラットフォームビジネスを解説しています。
直前に読んでいた川上量生さんの本とは打って変わって、尾原さんの主観に基づいた解説…感想?なので、説得力は尾原さん自身のブランドに依る物になってしまい、そもそも尾原さん知らんかった自分としては、少し穿った見方をせざるを得ず。
一言で言うと「リア充視点に基づいた性善説を前提とした感想」といった具合。
有り体に言うと、俺とは全く合わない。
プラットフォームビジネスがどういった物で、今台等しているプラットフォームを専門家が解説するーみたいな情報を求める人にはお勧め出来ないかも知れません。
「そもそもプラットフォームビジネスって何さ?」って人には良いかも。
私が買って読んだ5月末頃にはなかったと思ったんだけど、今見たらKindleオーナーライブラリーに入ってました。
無料だったら不満なかったかも。
あと、冒頭で「著者」って書いたけど、どうも尾原さんにインタビューした物を誰かが書き起こした本っぽいです。まぁそれは別にどっちでもいいか。
鈴木さんにも分かるネットの未来/川上量生
次にコレ。
先のザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?を読んでモヤっとしたので、「自分はビジネス書が面白いと思っていたのではなく、川上量生さんの本が面白いと思っただけなのではないか?」と思い、また川上量生さんの本を読もうとポチっと購入。
前の記事で紹介したコンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書)を読んでからの方が良いと思います。
川上量生さんがジブリに務める際に鈴木敏夫さんに「僕でも分かるインターネットの本を書いて」と言われて書いたみたいな感じ。
鈴木さんは川上さん程インターネットビジネスに詳しいわけではなく、けどジブリの代表取締役でプロデューサーっていうコンテンツのプロフェッショナルで、LINEなんかは普通に使う。
そんな鈴木さんでも分かるようにネットの未来を解説している本です。
「鈴木さんでも分かる」ように書いているせいで、少しくどいぐらいの解説になってしまっており、それを読み難いと感じる人もいるようですが、落ち着いてのんびり読んでいれば問題ないかな?
自分は川上量生さんの物の見方、考え方、やり方なんかが結構好きで、対談記事なんかもよく読むので、この本にしてもスイっと頭に入ってきました。
最新の本ではないので、この本で予想している「未来」が既に今では「過去」になっている物もあるのですが、それが概ね当たっているような事もあったり。
すると、この本で予想している長期的な未来も、同様に近い物になるのではないか?という説得力にもなり、未来に対してワクワク出来ます。(占い師ロジックで危ない)
川上量生さんがどういった視点でものを見て、そこからどういった思考をし、予想を組み立て、事業として実行するのかの表面に少しだけ少しだけ触らられた気がしました。
若干、賢くなった気がする!
ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足/深田浩嗣
最後にコレ。
「次は何を読もうかな~」なんて思っていたら、タイミング良くセールで安かったので、少し古いけどゲーミフィケーション知っておくのも大事だよな!とポチッと購入。
「ゲーミフィケーション」というのが何年か前に話題になって、要するに「何かしら目標を達成する為に、ゲームみたいな思考経路を用いて楽しく実現」みたいな感じです。多分。
日本では特にソーシャルゲーム、略してソシャゲがかなり早い段階からマス化して大きい経済規模で、ひとつの業態として成功して、その後も成長し続けて今に至ります。
先行して大きなブームになったのは怪盗ロワイヤル辺りだったと思います。
そこからスマホになり、パズドラやモンストなんかも大ヒット。モンストはSNSですっ転んだMixiが一発逆転するきっかけになったり。
国産ソシャゲって、海外では一部のNerd(ナード、つまりオタク。主に文化系の活動に興味を持つ系のオタク。)にしかウケていなかったりするのですが、それでもアプリ単体での収益ランキングでは常に上位に居るぐらい、殆ど国内需要だけで世界を相手に戦い、成功してる凄い分野だったりします。ちなみに自分は最近、「白猫プロジェクト」と「黒猫のウィズ」をやってます。
ゲームアプリの収益性って話だと、放置ゲーは無視できない重要なジャンルだったりもするのですが、割愛。
で、この本ですがスマホがまだマスに浸透する以前のフューチャーフォン(つまりガラケー)の頃、怪盗ロワイヤル辺りの頃に書かれているので、例として扱われている題材に対しての自分の記憶が曖昧過ぎてピンとキませんでした…。
当然、上記のようなスマホのソシャゲの話は一切出てきませんし、当時はソシャゲの海外事例も殆どない為、そーいう対比もありません。
こういった本を読むなら、新しい物を読まないとあんまり意味がない!
オタク文化やソシャゲの話を書くの少し楽しかったです。ドヤ顔で語れる程の深い知識はないので記事として書こうとは思いませんけれども。
近頃は少し読書ペースが落ちてきてしまい、その割にAmazonさんはセールを出してくるので未読の本が少しづつ積み上がってきてしまっています…。
なんて言っているうちに、Kindleオーナーライブラリーで次のを借りられるタイミングがきてしまったり。
読書習慣を止められなくなるKindle良いですぞ。
Kindleの端末がなくても、スマホやPCでもアプリで読めます。が、私はKindle端末お勧め派でやんす。