なんだかんだで読んでるなぁ~と思ったけど、たった15冊…八重樫です。こんにちは。
私のKindleはセールで2500円ぐらいだったから買ってみた無印Kindleなのですが、これライトないのほんと不便。
買うならフロントライトが付いてるPaperwhite以上の機種が良いと思います。
はてさて、今回ご紹介するのはこの三冊。
(リンクは全てAmazonです)
ゲーム界のトップに立った天才プログラマー 岩田聡の原点: 高校同期生26人の証言/岩田聡の記録を残す会
まずはコレ。
発刊されてすぐKindleオーナーライブラリー入りしていたので、これは読まねば!とすぐに借りました。
昨年7月にお亡くなりになった任天堂元代表取締役社長の岩田聡氏の子供時代~学生時代、そしてその後を同級生の方々のインタビューから追っていく本です。
小学生~高校生までの同級生の方々へのインタビューです。
大学生以降は、同窓会の際の話になります。
岩田聡さんは天才プログラマーを経て社長になった方なので、どちらかと言うと元々エンジニア寄りで、経営者としては後から努力して得た手腕だと思い込んでいました。
しかし、この本を読んでみると、マネジメントについても若い頃から大変優れた方だったようです。
こういった本を読んで毎回思うのは、やはり「好きの熱量」。
自分が好む物事を、外的な要因に左右されず好きでい続けるという事に長けていると感じます。
きっとこれは自分にはない事なので、余計に感じる憧れなんだと思います。
それと意外だったのが、高校生の頃にプログレッシブロックを愛好していたという事。
特に理由はないのですが、なんか意外だった。
マイ仏教/みうらじゅん
次にコレ。
先日のコーチングのプロが教える 「ほめる」技術を勧めてくれた友人が、同じ時に進めてくれた1冊。
以前、「ない仕事」の作り方 (文春e-book)を読んでいたので、この本の存在を知ってはいたのですが、別に読まなくてもいいかなーとスルーしてました。
小学生時代に仏像マニアだったみうらじゅん少年が、マイ寺院を持つために中高一貫の仏教学校に入ってーみたいな自伝的エッセイ。
これもまた、上記の岩田聡氏と同様に、みうらじゅんさんの「好きの熱量」に憧れを持っていたのですが、みうらじゅんさんの場合は少し違って、好きでい続ける事を思考テクニックで行っていると感じました。
これは本文には全く書かれておらず、あんまり関係ない話なのですが…
ヒモはお返ししちゃダメってルールがあるそうです。
それは、人はその人に対して一方的に施す事で執着し行為を維持するって法則?習性?があるそうで、そこにリターンがあると覚めてしまうそうです。
だから、ヒモもホストもアイドルも、お返しはしちゃダメなんだそうです。
って事を踏まえて、みうらじゅんさんは「今はコレがマイブームだ」と思ったら、ひたすら蒐集するそうです。
これは、それを好きになる、好きでい続けるっていうテクニックなんじゃないかなと思いました。
また、先ずこのマイブームの対象についても、ちゃんと理由があり、蒐集を始めとしたマイブームに伴う活動についても哲学があって、人が注目しない事をコンテンツにまで昇華する原理に触れられた気がします。
上記の岩田聡氏についての本の最後の方で、イノベーションを岩田聡氏は「多くの人が常識で考えて不可能と思う事を可能にすること」と言っています。
これは、みうらじゅんさんのマイブーム活動にも当てはまり、マイブームはイノベーションだったのか!と目からウロコが少し落ちました。
と、読書が繋がり、良い順番で読めたなと満足感が高かった。
VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む/新 清士
最後にコレ。
ここまでの読書と打って変わって、実際的な自分の趣味に近い本。
セールで安かったのでポチっと。こうして未読の本が積み上がっていく…。のを1冊解消。
2016年はVR元年と言われているそうです。
自分は、こういった分野を好む友人が多く、わりと早いうちからOculus Riftについても知る事が出来ていましたが、VRディスプレイはあんまり好みではないんですよね。
と、言うのも、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)という形をとっている以上、その場に居合わせる人とコンテンツの共有が成されないじゃないですか。
自分は、その場にただ居合わせただけの他人も含む、一緒にそのコンテンツを見聞き体験した人との共有する感覚こそが楽しさだと思っています。
なので、VRにはそれほど強い興味は持っていません。
と、言うようなVRディスプレイが持つ課題にもちゃんと触れており、何より調査や取材、国内外どちらの知識も凄くしっかりと書かれており、大変楽しく読めました。
特に最近ではVR体験が一般化とまではいかないものの、出来る機会が広く多くなり、それに伴い誤解も多い分野となっております。
ので、簡単なまとめを。
先ず、
- VR – Virtual Reality – 仮想現実感
- AR – Augmented Reality – 拡張現実感
- MR – Mixed Reality – 複合現実感
これら3つはコンテンツに対してのジャンルです。
そして、VR 仮想現実感については、どうも最初にIBMさんが誤訳をしたそうで、それは後にIBMさんからも「あれは誤訳だった」って言ってたようです。
が、この誤訳は日本独自のVRコンテンツを生むきっかけにもなっていると思います。
そして、これら3つは全てVRとも言えます。
VRは「人工的に作られた物から現実感を得る」みたいな感じです。
そして、昨今話題になっているOculus RiftやHTC Vive、PlaystationVRなどのVRディスプレイは上記VRやAR、MRというコンテンツを体験する為のメディアになります。
メディアと言うか、描画装置、ディスプレイなのですが、雑誌や新聞やテレビがコンテンツを徴収に届けるメディア装置ってのと同じ感じでメディアって事にしておきます。
何年か前から国内でもぼちぼち見られるようになったプロジェクションマッピングも、VRディスプレイ同様のメディアです。
中でもOculus RiftとPlaystationVRは、VRディスプレイ。VRを体験する為のメディアです。
HTC Viveはカメラを搭載しており、使い方ではARも体験できない事はない、AR/VRを体験する為のメディアです。
MicrosoftのHolo LensはARディスプレイです。
そして、Ricoh Thetaは全天周パノラマ撮影が出来る記録装置、カメラです。
この全天周パノラマ撮影をした映像は、VRに用いる事が出来ます。
ここで名前の出たVRディスプレイの特徴は、左右両眼に少しズレた画像を描画する事で裸眼立体視が出来る事と、VRディスプレイ自体の位置や向き、傾きなどの情報を取得できる事にあります。
これにより、普通のHMDとは違いVRに没入感を得る事が出来ます。
という感じに自分はVRについて考える際は、切り分けをしています。
これが多分、誤解を少なくするはず。多分。
そして、冒頭でも書いたように、2016年はVR元年と言われており、VR時代の始まりらしいです。
初っ端からVRに対してはあんまり…と書きましたが、「コンテンツの共有」という自分が求める物はMRにまで到達した際には得られる事です。
要するに、視界が遮られてしまうVRディスプレイだと、他の人の表情や何やと感情を知る情報源を遮断されちゃうじゃん?一人で楽しむだけの事にはあんまりコストかけたくねーなーって感じです。
なので、今自分が見ている世界、自分が得ている数々の環境情報などなどを、その時一緒に居る人と共感が出来るのであれば、それは自分にとっては楽しい事なので、ARやMRは凄く期待しており、凄く好きです。
こういった分野の発展には、普及が必須で、現状ではゲームや映画といったエンターテイメントや、アミューズメント施設での活用が主だった物になっています。
しかし、これはVRの普及とは少し違う物で、もっと「家に帰ったらテレビの電源を入れる」ように「VRディスプレイを装着する」が自然に成されるぐらいの普及が必要だと思います。が、コレが私がVRディスプレイはあんまりなぁ~って点でもあり、VRの未来を考えると不安要素のひとつだと感じていました。
が、この本を読んで初めて知ったのですが、積木制作さんでは、マンションの内見が出来るVRシステムを作っていたり、三菱ホームさんでは遠隔地のモデルハウスの内見が出来るVRの活用をしていたり、FOVEっていうVRディスプレイではアイトラッキングで感情表現の取得とかを実現しようとしていたり…と、もう少し現実的な普及の先例が出てきているらしいです。
また、海外ではソーシャルVRが、日本ではコミュニケーションVRが…といったようにコンテンツについても日本は独自性があり、これは思っていたよりずっとワクワクするなぁと思えました。
特に注文住宅なんかだと、図面や模型では解り難い事もVRでは実体験に近い形で知れますし、もっと活用されたらいいなーと思います。
今回の3冊については、わりとサラっと読んでしまったと思っていたのですが、オタクらしく興味事になると饒舌に、長文になってしまいますね。
そして前回から、この投稿までの間にもセールでポチっと買った本が増えており、4冊程積んでいます…。
あんまり多くは書かなかった「マイ仏教/みうらじゅん」について、実際はもっと様々な得る事があったのですが、あんまり書くのもアレなので、是非買って読んでみて頂きたく。諸行無常で諸法無我です。
ドンマイってのが「気にすんなー」って意味で使われてるけど、Don`t mindだと「私は気にしてないヨ」だから、使う場面によっちゃちょっとアレだからIt’s all rightって言った方がいいよね的な話を見て、そこでIt’s all rightって肯定的な事が言えるのって大事だなーみたいな雰囲気の事を色々と得られます。