弘法じゃないので筆を選ぶ!八重樫ですコンニチハ。
以前より、CAD用にLogicoolの左手ゲームボードG13を使っていたのですが、2008年発売の古いデバイスな上に、2018年に人気オンラインゲームPUBGの大会で推奨デバイスとして紹介されて以来プレミア価格での取引がされるようになってしまい、もし壊れてしまった際にリプレイス出来ない事が気掛かりで代替品を探し続けていました。
RazerのTartarusシリーズの存在は知っていたものの、何だかゲーミングに特化し過ぎているような気がして(※ゲーミング用途のゲーミングデバイスとして開発されているので当然。)避けていたのですが、このTartarus proの「クリック付きスクロールホイール搭載」と「アナログオプティカルスイッチ」が気になり購入してみました。
現在、CADをバリバリ扱うような業務がないので、ひとまずは見た目と、スイッチの打鍵感などの触り心地を比較してみます。
箱
先ずは箱。
そこそこのお値段な商品ではありますが、わりと質素と言うか、普通の箱。
最近はapple製品のような豪華な箱が多いですが、普通の箱です。
豪華な箱は捨て難いのでコレで良い。
開封
箱は普通ですが、柔らかいウレタンフォームに包まれていて安心の梱包。
蓋側にも薄いですがウレタンフォームが貼り付けられています。
布巻ケーブル
USBケーブルは丈夫な布巻ケーブル。
欲を言えば、本体から直接生えているよりコネクタになっている方が断線しても安心ですね。
とは言え、4年程使っているG13でも断線はしていないので、心配しなくても大丈夫な点だとは思います。
大きさ
G13と比較するとこのように小さめ。
パームレストの高さがG13より高い為、Tartarusの方が手に馴染む印象。
パームレスト
プニプニとしたウレタン?
ここは使っている内にボロボロになってしまいそう。ここ単品では売っていないようなので、ボロボロになったら3Dプリントしてみます。
ちなみに外れます。
取付穴が2箇所あり、手の大きさに合わせてズラす事が出来ます。
購入時には上側の穴に取り付けられており、手を載せるとこのように指を軽く曲げた状態が2行目のキーに。
下側の穴に取り付けるて手を載せるとこのように3行目のキーに。
3行目の13キーのキートップにポッチが付いており、ここがホームポジションになると思われます。
成人男性で手が大きめな私だと、パームレストは下側の穴に取り付けた方が良さそう。
この取付をしてもスクロールホイールへのアクセスは少し窮屈で、手を少しズラす必要があります。
多くのCADではスクロールホイールのクリックも多用する為、10/15キーの位置の方が使い易そう。
ちなみに、G13に手を置くとこんな感じ。
キーへのアクセスはG13の方が広く使えます。
キースイッチとキートップ
Tartarus proの最大の特徴であるアナログオプティカルスイッチ。
一般的なメカニカルスイッチとは見た目からして全く違うのですが、どのような機構なのか外観からはよく解りませんね。
キートップはメカニカルスイッチ用として売られている物に換装可能。
手に合わせてキートップの高さを変える事も出来るので、実際に使用してみてから必要に応じて交換してみようと思います。
打鍵感は反発強めの重め。
ですが、普段使っているキーボードがFILCO Majestouch 2の赤軸の為、だいたいどんなキーボードを触っても「重め」と感じるのであまり充てにはなりません。
G13はメンブレンのメコメコとした打鍵感の為、ずいぶんと良い物に感じます。
スクロールホイール
ホイールは僅かにクリック感があります。
また、押し込みのクリック感はLogicool M950tと比べて浅くて軽め。
CADではスクロールホイールを押し込みながらの操作がある為、トラックボールと併用の相性が良さそう。
まとめ
G13との比較で
良くなった
・パームレストに高さがあるので手の負担が軽い。
・キートップが交換できるので手に合わせてパーソナライズ出来る。
・スクロールホイールがある。
良くなくなった
・本体の重量が軽くなった。(不安定という程ではない)
・クイックマクロがなくなった。
・購入時の価格で比較すると、倍。(G13が当時、安すぎた)
です。
打鍵感は劇的に良くなったという程ではなく感じますが、耐久性の面での安心感はあります。
もともとCAD用に作られた物ではないので仕方ないのですが、細かい部分で気になる所がチラホラあり、可能であれば自作した方が良いでしょう。
ただ、こういった左手用のゲーミングデバイスがあるとCAD操作が著しく速く効率化される事は間違いありません。
測量業務に必須アイテムである事は断言できます。