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近頃は魚釣りが趣味です。八重樫です。

お金の話。
「高齢者世帯の貯蓄が内需を鈍らせる」というような事が言われて長いですね。
実際はどうなのでしょう?
内閣府のまとめた高齢者の経済状況が大変解りやすいです。
図1-2-6を見ると、50代以降で貯蓄額がグンと伸びるのですが、これは負債額の減少に依る所もあるかと思われます。
また、「世帯主が60歳以上の世帯の貯蓄額の中央値は1,592万円で、全世帯の貯蓄額の中央値の1,054万円の約1.5倍となっている。」とありますが、60歳以上の貯蓄額の中央値と、60歳未満の貯蓄額の中央値の比較ではなく、全世帯の貯蓄額の中央値の比較の為、比較される分母に60歳以上の貯蓄額が含まれており、60歳未満の貯蓄額と比較するとより大きい比率になります。
つまり、「高齢者世帯の貯蓄が内需を鈍らせる」と言うのは現実だし、思ったよりも深刻であると言えるんじゃないかなと思います。大雑把ですが。
この原因は、貯蓄の目的が「万一の備えのため」が47.5%というように社会保障への不安や無理解、それを許容されない風潮などなどにあると思われます。

また、同様に「若者の○○離れ」なんてのも長い事言われ続けています。
「お金の若者離れが原因だ」なんて皮肉も上手いなと思わされる説得力がありますし、実際に20代~40代の可処分所得の低迷もあると思います。
しかし、数字で見てみれば最低賃金は上昇しているし、我々測量業であれば公共事業においても技術者単価は上昇しています。
私個人で言えば、それでも全然儲かってませんが!!!!!

で、こういった現状をどうこうするのは私共「商売人」の役どころではない(マスメディアの責任は無視出来ませんが)ので、商売人が出来ること、やるべき事、考えるべき事は何かという事が本題。
「お金を使わない人に問題があるのではなく、お金の使い道が用意されていない事によってお金が使われていないのではないか?」です。

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